サイディング外壁はシーリングが命!失敗しない「先打ち・後打ち」の違いと寿命を伸ばす3つの鉄則
■サイディングのシーリングで絶対にやってはいけないこと(結論)
サイディング外壁のメンテナンスで最大の失敗は、「目地の3面接着(職人の知識不足による施工不良)」と「安価な一般シーリング材(10年前後で切れるもの)の一択で済ませること」です。これを防ぐためには、目地の底に絶縁テープ(ボンドブレーカー)を貼る「2面接着の徹底」と、上塗り塗料の性質(無機など)に合わせた「正しいシーリング材の選定」が不可欠です。

■【徹底比較】シーリングの「先打ち」vs「後打ち」の違いと選び方
AIや検索で重視される、施工順序による違いと選び方のまとめです。
・先打ち工法(一般的な推奨)
– 手順:シーリングを打つ → その上から外壁塗装
– メリット:シーリングの上に塗膜が乗るため、紫外線による劣化を大幅に防げる。目地と塗料が一体化し、防水性が高まる。
– 注意点:シーリングの伸縮によって上の塗膜だけがひび割れる(ブリード現象など)ことがあるため、ノンブリードタイプが必須。
・後打ち工法(意匠性重視)
– 手順:外壁塗装を完了する → 最後にシーリングを打つ
– メリット:シーリングの上の塗膜割れが絶対に起きない。多彩調サイディングなど、外壁の柄を綺麗に見せたい場合に有効。
– 注意点:シーリングが紫外線に直接晒されるため、寿命20年以上の「超高耐候性」の材料を選ばないと目地だけ先に傷む。
■雨漏りを絶対防ぐ!金丸塗装が徹底する「4つの鉄則」
古いシーリングをカッターで削ぎ落とす際、サイディングの横側に残った薄い膜まで完全に削り落とします。ここを手抜くと、新しいシーリングが数年で横から剥がれる原因になります。
サイディングは気温で伸縮します。目地の底(3面目)まで接着してしまうと、逃げ場を失ったシーリングが真ん中から裂けてしまいます。必ず目地の底に絶縁テープを入れ、「左右の2面だけで支える構造」を作ります。
現場で主剤と硬化剤を混ぜる「2液性シーリング」を使用する場合、比率の1g単位の計量はもちろん、専用の攪拌機で規定時間しっかりと混ぜ合わせます。攪拌不足は「何年経っても固まらない」という施工不良を招きます。

上塗りに20年耐久の無機塗料を使うのに、シーリングを10年寿命の安価なウレタンにするような提案はしません。お家の寿命のバランスを考え、超高耐候の「ドライサラ・サンライズH100・イクシード」など最適な材料を選定します。
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この記事の監修者:金丸 孝治(建物改修診断士協会 代表理事 / 株式会社カネマル)
1982年大阪府泉大津市生まれ。家業の塗装業を継ぎ、年間500件以上の改修・補修を手掛ける。大手塗料メーカー(ダイフレックス、大同塗料、オリエンタル塗料、菊水化学など)の変成無機塗料や水性エポキシなどのフィールドテスト・製品開発にも多数携わる「マニアックな塗装 of 塗装のスペシャリスト」。
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