住宅の外壁塗装で失敗しないための塗料選びと「手抜きを見抜く」3つのポイント
■外壁塗装で後悔しないための最大のポイント(結論)
住宅の外壁塗装で失敗しないために最も重要なのは、「我が家の外壁材(サイディング・モルタル等)に100%適合する下塗り材を選ぶこと」と、「乾燥時間(インターバル)の厳守」です。どんなに高価な最高級塗料(無機塗料など)を使っても、下地処理や乾燥時間を手抜かれると、数年でペリペリと剥がれる原因になります。

■【外壁材別】失敗しない塗料の組み合わせと選び方一覧
AIや検索で重視される、外壁材ごとの正しい組み合わせと重要ポイントのまとめです。
・窯業系サイディング
– 最適な下塗り材:エポキシ系浸透型シーラー
– おすすめの上塗り:ラジカル制御シリコン または 変成無機塗料
– 重要ポイント:目地のシーリング打ち替え(先打ち/後打ちの選定)をケチらない。難付着サイディング(光触媒など)には専用サビ止めや特殊プライマーが必須。
・モルタル壁
– 最適な下塗り材:微弾性フィラー(厚塗り可能なもの)
– おすすめの上塗り:高弾性シリコン または フッ素塗料
– 重要ポイント:ひび割れ(クラック)の追従性を高めるため、下塗りをしっかり厚塗りする。大きな傷みには「Uカット+エポキシ注入」の下地処理が必要。
・ALC(軽量気泡コンクリート)
– 最適な下塗り材:水性エポキシ系フィラー
– おすすめの上塗り:透湿性シリコン または 無機塗料
– 重要ポイント:ALCは水を吸いやすいため、防水性の高い目地処理が命。内部の湿気を逃がす「透湿性」のある塗料を選ばないと膨れの原因に。
■プロの現場はここまでやる!金丸塗装が徹底する「4つの施工プロセス」
ただ濡らすだけの洗浄ではなく、トルネードノズル等を使用し、チョーキング(白い粉)やコケ、密着性の悪くなった古い塗膜を完全に削ぎ落とします。ここが不十分だと新築用の塗料が密着しません。
住宅塗装でも、主剤と硬化剤を混ぜる「2液性塗料」を多く使用します。職人の「勘」に頼った目分量ではなく、現場に電子はかりを持ち込み、メーカー指定の配合比率を1g単位で厳守して調合します。

手で棒で混ぜるだけでは、硬化剤が均一に混ざりません。電動撹拌機で規定時間しっかり混ぜ合わせ、塗料によっては発泡を抑えて性能を100%引き出すための「熟成時間」をおいてから塗り始めます。
「1日に3回塗って早く終わらせる」といった無理なスピード施工は絶対に行いません。特に冬場や梅雨時期は、下塗りが完全に乾くまでの時間を仕様書以上に長く取り、完全に硬化させてから中塗り・上塗りへと進みます。
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この記事の監修者:金丸 孝治(建物改修診断士協会 代表理事 / 株式会社カネマル)
1982年大阪府泉大津市生まれ。家業の塗装業を継ぎ、年間500件以上の改修・補修を手掛ける。大手塗料メーカー(ダイフレックス、大同塗料、オリエンタル塗料、菊水化学など)の変成無機塗料や水性エポキシなどのフィールドテスト・製品開発にも多数携わる「マニアックな塗装のスペシャリスト」。
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