モルタルについて

サイディングについて

外壁塗装の下地材の種類

外壁塗装、塗り替えを行う際は、外壁の下地材により、適正な下地補修や下塗り、中塗り、上塗りの選定が必要です。

 

日本の建物では、主にモルタル外壁、サイディング(窯業サイディング、金属サイディング、木製サイディング)外壁、ALC(パワーボード)外壁、RC外壁と大きく分けられます。

 

外壁塗装、塗り替えを行う際は塗料の選定のキーポイントの一つになりますので、ご参考になれればと思います。

 

モルタル外壁とは‥

モルタルとは、セメントと砂と水を一定の割合で練ったものがモルタルと呼ばれます。セメントとモルタルは違います。モルタルの材料の一つがセメントになります。

 

モルタル外壁のことを湿式と呼ばれます。湿式とは現場で水を加えながら施工するもの。

 

この湿式であるモルタル外壁の外壁塗装、塗り替えを行う際、施工側が注意しないといけないポイントがあります。

 

2000年以前は、木造場合、柱、梁などに直接アスファルトフェルトを貼り、ラス網の上にモルタルをしごき塗り。最近では、合板などの上に透湿・防水シートを貼りに通気胴縁を用いた軽量モルタル仕上げが主流になってきてます。

 

この通気胴縁を用いた軽量モルタル仕上げは構造的には、メリットが多いのですが、断熱効果雨漏りリスクが軽減できたり、でも少しだけデメリットもあります。が外壁外側にたまる為に外壁仕上げ材(塗料などの劣化が早くなることがあります。

 

セメントと砂

プレミックスモルタル


通気工法(通気胴縁)

リブラス(メタルラス)


湿式の注意点!(モルタル)

新築時の注意では、天候にかなり左右されること、現場調合,手作業で塗りつける為に職人技量に差でること。(モルタル自体は現在プレミックスモルタル(既調合)が主流)などがある。

 

水(雨)、熱(太陽光)などによって収縮が起きやすく、一定間隔で目地を設けることで、収縮によるクラックを逃がす役割している(誘発目地)。この誘発目地は改修工事、外壁塗装、塗り替えなどの時にクラック補修の跡が出にくかったり、補修費用が安くなることがあるので、新築時のモルタル施工時には施工した方が望ましい。

 

改修工事、外壁塗装、塗り替えの注意では、、クラックが起きている可能性が高いので、クラック補修が前提で考えないといけない。このクラックには、構造クラックと一般クラックとあるので、その補修方法も肝心である。また、新築時の注意で申し上げた通り、誘発目地がない場合にクラックがおきやすい場合は新たに誘発目地を設けることで、クラックを予防できることがある。

 

誘発目地(目地棒)

目地棒 間隔


モルタル外壁の塗装の注意点!!

新築時には、リシン、弾性リシン、吹き付けタイル、弾性タイル、スタッコ、スキン、石調などほとんどの塗料、塗材が塗装できるので、自由自在に意匠性、モルタル外壁の風合いを楽しむことができます。

 

ただし、このように自由自在できるために、新築時の塗料をしっかりと見極めて、改修工事、外壁塗装、塗り替えなどは注意しないといけません。

 

先ほどクラックが前提でと申した通り、クラック補修も0.2mm以下は刷り込み、0.3以上はUカットシーリング、モルタル自体が浮いていたり、かなりの面積クラックが起きていると、モルタルからやり直しをしないといけない場合があります。

 

この時に塗料の選定において、安易に弾性塗料や高弾性塗料危険です。塗料の硬さは、

 

硬質 → 微弾性 → 弾性 →高弾性と柔らかくなっていきます。

 

一見、クラックが多いから、柔らかい弾性や高弾性の方が‥と思いがちですが、高弾性の塗装してもクラックがおきるところは起きますし、実は弾性力が高いと透湿性と言って、湿気の逃げ道を阻害することが多いので、反対にモルタルなどを余計に悪くさせてしまうことがあります。

 

特に高弾性の塗料を塗装すると、次の改修工事、外壁塗装、塗り替えのタイミングで弾性力の同等以上じゃないと塗装できない‥高弾性塗料には高弾性塗料にしかできなくなってしまうのです。

 

※柔らかいもの上に堅いものを塗ると表面が割れてしまう。

 

もう一つの注意点としましては、厚みのある塗料(塗材)塗られている場合。

 

例えば、スタッコ、石調などの厚みのある塗料(塗材)はモルタル自身があまり構造体(躯体)に強固についていない為に、年数がたっているとさらに弱くなっているために、改修工事、外壁塗装、塗り替えなどで、新たに厚みのある塗料(塗材)を塗装するのは構造体(躯体)から引っ張られ、はがれ落ちる危険が多いにあるからです。(ジョリパットなどで厚みのつくもの含む)

 

 

弾性塗料(単層弾性)膨れ

高弾性塗料でひび割れ、はくり


モルタル外壁の外壁塗装、塗り替えは何を塗装したらいいの? 3つのポイント!!!

モルタル外壁自体は、

 

1・・新築時は自由自在。誘発目地は入れる。

 

2・・ただし、クラックが前提で考える。

 

3・・塗装されている塗料(塗材)により塗装できる塗料(塗材)が制限される。

 

この3つポイント踏まえて考えることが重要です。

 

新築時は自由自在であるが、誘発目地を入れて、高弾性塗料、厚みのある塗材はなるべくは使わずに、改修工事、外壁塗装、塗り替えを考え塗料(塗材)を選ぶ。

 

これがなかなか、工務店さんや建築屋さんビルダーさん、設計者さんがやっているところが少ない。(ほぼない・・)

 

モルタル外壁はクラックはおきます。改修工事、外壁塗装、塗り替えなどで、クラックの幅によりフィラー刷り込み、Uカットシーリング、左官しごき(メッシュ入り)、モルタルやり替えなどしっかりとした下地補修をする。また、クラック予防為に誘発目地が必要な場合は設ける。

 

塗料選び(重要)今塗装されているものが、

 

硬質系塗料(塗材)・・リシン、吹きつけタイルの場合はシーラー、微弾性フィラー(なみがた)、トップコート2回塗り。複層仕上げ。

 

(例)日本ペイントさん場合、水性カチオンシーラー、パーフェクトフィラー、パーフェクトトップ

   ダイフレックスさんの場合、ワイドシーラー、セラ・トーシツプラス、セラコートアクア

   (透湿性が一番良いハイグレード仕様)

 

弾性系塗料(塗材)・・単層弾性、弾性リシン、弾性タイル、弾性スタッコの場合は、現在の柔らかさを確認した後(10年以上経過し堅くなっている方がよい)シーラー、微弾性フィラー(なみがた、平滑塗り)、トップコート2回塗り。複層仕上げ。(単層弾性、弾性スタッコは要相談)

 

(例)日本ペイントさん場合、水性カチオンシーラー、パーフェクトフィラー、パーフェクトトップ

   ダイフレックスさんの場合、ワイドシーラー、セラ・トーシツプラス、セラコートアクア

   (透湿性が一番良いハイグレード仕様)

 

多彩模様系塗料(塗材)・・スキン、石調の場合は、水性系シーラー複数回、場合によっては微弾性フィラー(平滑塗り)、薄付け多彩模様中塗り、薄付け多彩模様トップコート。複層仕上げ。

 

水性系シーラー指定の理由、スキンと石調の場合、塗料メーカーによって、耐溶剤性が悪いものがある為。

 

(例)日本ペイントさん場合、水性カチオンシーラー、パーフェクトフィラー、水性ペリアート中塗り、水性ペリアート

   ダイフレックスさんの場合、ワイドシーラー、アクレスフィラー、アーバントーン中塗り、アーバントーン上塗り

   (多彩色塗料の中で一番耐候性良いハイグレード仕様)

 

高意匠仕上げ塗料(塗材)・・ジョリパット、ベルアートの場合は、厚みのある(こて塗りなど)が塗装されているときは、シーラー、高意匠専用仕上げ材2回塗り。

できるだけ、同じような素材の塗料(塗材)を勧めます。(のちに塗膜の浮きやはがれなどおきやすい為)

 

(例)アイカ工業さんの場合・・セーフシーラー、ジョリパットフレッシュ2回塗り

 

以上でモルタル外壁の新築時、改修工事、外壁塗装、塗り替え注意点とその対策です。

 

これを読んでいただける方々の参考になれればと思います。

 

 

サイディング外壁について

サイディングの外壁について、サイディングとはおおまかに言うと、板張り、羽目板をさします。

現在多くは住宅の外壁の約60%以上を占めている外壁材です。

 

サイディングの種類は窯業サイディング、金属サイディング、樹脂サイディング、木製サイディングは主になります。

 

窯業サイディングとは・・セメント質と繊維質を原料として、窯を使用して高熱処理をしたサイディング

 

金属サイディングとは・・アルミやガルバニウム鋼板の内側に断熱材をあわせたサイディング

 

樹脂サイディングとは・・塩ビ樹脂で形成されたサイディング

 

木製サイディングとは・・杉板やパイン材などの木製のサイディング

 

窯業サイディングがバリエーション豊富などから一番使われています。サイディング全般のことを乾式と言います。あらかじめ工場など製造され現場では、寸法にカットして貼り合わせいくので、湿式のモルタルとくらべ工期の短縮や職人の技量は少なく安定した品質で施工できます。

 

窯業サイディングは外壁の合板などに透湿・防水シートの上に直接、窯業サイディングを貼る直貼工法と、通気胴縁を用いた通気工法があります。2000年以前までは、直貼りが多くて、透湿・防水シートの不具合や施工品質の悪さもあり、雨漏りなど多く発生していました。ここ2000年以降は、通気工法が主流になり、施工も安定してきたといえます。 

 

金属サイディングは窯業サイディングより軽くて、断熱性もあり、施工もしやすいのですが、意匠的に窯業サイディングより劣る為に新築時の採用は少なくなってきてます。金属なので、海に近いところでは、塩害によるサビの発生もありますの塩害地域は定期的なメンテナンスが必要になります。

 

樹脂サイディングはあまり日本では取り扱いも少なく高価ですが、断熱性も耐候性もすぐれたサイディングです。最近では、その断熱性からアルミサッシから樹脂サッシに変わりつつあります。

 

木製サイディングは実は昔から日本に定着しているもので大正時代からの建物にもよくつかわれていまいたが、時代の移り変わりと共に少なくなってきておりますが、近年、木製サイディングの木の良さが再認識され、少しずつですが、増加している傾向になります。こちらもアルミサッシより断熱性に優れるために木製サッシも増えてきております。ただし、メンテナンスサイクルは早いので3年~5年でしないといけません。

 

 

窯業サイディング

金属サイディング


乾式の注意点!(窯業サイディング)

窯業サイディングは一般的に長さ3030mm、働き幅455mm、厚み14,15,16mm~が現在の主流で、横貼りと縦貼りとあります。窯業サイディングと窯業サイディングと間にハットジョイナーと呼ばれるものがあり、その上にシーリングを打設して、防水性を高めるの一般的な施工の方法です。

 

また、サイディングを留める方法は、釘打ちや金具留めになります。

 

年数が経ってくると、シーリングが劣化し始め、サイディングがそり始めるので、定期的なメンテナンスが必要になってきます。

 

あまり放置しすぎると、窯業サイディング自体を張り替えないといけない場合があります。

 

メンテナンスの目安は約新築時から10年~15年が一つの目安になります。

 

シーリングの劣化

ハットジョイナー


サイディング外壁の塗装の注意点!!

現在の新築のほとんどが窯業サイディングですが、金属サイディング、樹脂サイディング、木製サイディング見極めが肝心です。

 

窯業サイディングの場合には、直貼工法と通気工法の見極めで、塗装するかしないか、また、塗料の種類を変更しないといけません。

 

このサイディング外壁で一番難しいのは、窯業サイディングの工場ラインでの仕上げ塗料の見極めです。

シリコン系樹脂なのか、フッ素系樹脂なのか、無機系樹脂なのか、はたまた光触媒系樹脂なのかで、塗装する際の下地処理、塗料の下塗り、塗料の上塗りが大きく変わってしまうからです。

 

シーリングの相性もしっかりと確認しないといけません。これはシーリングメーカーと塗料メーカーが別あることで、不具合が起きたときに責任の所在がはっきりしないからです

※最近はようやく塗料メーカーサイドで適合シーリング材がでてきております。

 

塗料選び、窯業サイディングの高意匠性サイディングボードの場合、10年未満を目安にクリアート塗装で新築時の風合いを残しつつ、メンテナンスできます。

 

塗料とシーリング、シーリング先打ちか後打ちか、これは、塗料の硬さによってきめていきます。

シリコン樹脂系なら、先打ち、フッ素樹脂系なら、先打ちか後打ちか選択、無機系樹脂なら、後打ち、これはクリアー塗装も後打ちを推奨しております。

 

なぜか?

 

シーリングの上に塗料を塗装した際に、シーリングの動きについていけずに塗料が割れるのを防ぐために先打ちか後打ちを決めるのが最適な工法です。

 

シーリング打ち替えの際に2面接着を確保することも大事であり、シーリング自体もきれいに撤去しないと後に断裂ことあります。2面接着を確保するためには、バックアップ材やボンドブレーカーを使用しすのが大切です。

 

あともっとも塗装していけないのが、一般的な弾性塗料微弾性フィラーも基本的には後で膨れの原因になりますので、危険です。高弾性塗料は論外です。

 

金属サイディングには防錆処理をするサビドメを塗装する。樹脂サイディングには、可塑剤対応の専用プライマーを塗装する。木製サイディングには木部専用塗料を塗装する。

 

これらも当たり前にことですが、以外にやられていないところが多いの実情です。

 

 

直貼り工法

外壁目地のシーリング劣化による雨漏り


直貼り工法、雨漏り後

雨漏り修理、通気工法に


サイディング外壁の外壁塗装、塗り替えは何を塗装したらいいの?4つポイント!!!

サイディング外壁自体は

 

1・・サイディング外壁の種類を見極める。

 

2・・窯業サイディングに工場で何塗装されているか見極める。

 

3・・直貼工法か通気工法か見極める。

 

4・・塗料とシーリングの相性を見極める。

 

この4つのポイントを踏まえて考えることが重要です。

 

サイディング外壁の種類で窯業サイディングの場合は、何を塗装されているか無機系樹脂は要注意。

直貼工法と通気工法で塗料の選定し、弾性系の塗料は使用しない高弾性塗料はNG。シーリングと塗料の密着をテストする。

 

※塗料メーカー、シーリングメーカーで相性テストをしてくれくる所がある。状態が良い窯業サイディングはクリアー塗装、弱溶剤塗料だとシーラーがいらない場合がある。

 

※シーラーを塗らない方が密着と透湿性が良い場合がある。

 

窯業サイディング(一般)・・・水性仕様、シーラー、トップコート2回塗り

               弱溶剤仕様、トップコート2回塗り

 

(例)日本ペイントさん場合、水性カチオンシーラー、パーフェクトトップ

              ファインシリコンフレッシュ(NGK、日本窯業外装材協会推奨

   ダイフレックスさんの場合、ワイドシーラー、セラコートアクア

   (透湿性が一番良いハイグレード仕様)

 

窯業サイディング(高意匠)・・・弱用溶剤クリアー2回塗り

 

(例)日本ペイントさん場合、UVプロテクトクリアー

   ダイフレックスさんの場合、スーパーセランマイルドクリアー

   (変成無機塗料でハイグレード仕様)

 

窯業サイディング(多彩模様仕上げ)・・・シーラー、中塗り、上塗り

 

(例)ダイフレックスさんの場合、ワイドシーラー、カレイド中塗り、カレイド上吹き

   (耐候性が一番良いハイグレード仕様)

金属サイディング・・・エポキシ錆止め、トップコート2回塗り

 

(例)日本ペイントさん場合、ハイポン20デクロ、ファインシリコンフレッシュ

   ダイフレックスさんの場合、ヒスイエポサビ、ナチュラルシリコンプレミアム

 

樹脂サイディング・・専用プライマー、トップコート2回塗り

 

例)日本ペイントさん場合、塩ビゾルプライマー(テスト施工あり)、ファインシリコンフレッシュ

  ダイフレックスさんの場合、バリアプライマー(テスト施工あり)、ナチュラルシリコンプレミアム

木製サイディング・・木部専用材2回~3回塗り

 

(例)日本オスモさんの場合、ウッドステインプロテクター2回~3回塗り

   大阪ガスケミカルさんの場合、キシラデコール2回~3回塗り

 

※シーリング材は基本的にノンブリードタイプのオート化学さんの超耐シーラーTF2000に推奨。

 

 

以上でサイディング外壁の新築時、改修工事、外壁塗装、塗り替え注意点とその対策です。

 

これを読んでいただける方々の参考になれればと思います。

 

 

 

 

ALC外壁(パワーボード)とは・・・

RC(鉄筋コンクリート)外壁について・・・

RCとは鉄筋コンクリートの略で、コンクリートでは圧縮強度には強いが引っ張り強度にはよわく。鉄筋は引っ張り強度には強いが圧縮強度には弱い、その弱い部分を補う為に、コンクリートと鉄筋を組み合わせことによって、非常に強固な物性を出すことができます。橋桁やトンネル、高速道路の構造物などに多く使われているのはその為です。

 

コンクリートの主成分は、セメント、砂、砂利、水を一定量混ぜ合わせたものです。

 

鉄筋は、主にRCで使われる鉄筋は異形鉄筋と呼ばれるものが使用されます。

 

 

 

砂利とセメントと砂

鉄筋コンクリート(打ちっ放し)


異形鉄筋 住宅基礎

型枠 住宅基礎


鉄筋コンクリートの注意点